3-019
脳波(ERP)を利用したALS患者の目標刺激特定実験-リハビリ実験の試み-
○加納尚之(島根県立大学)
ALS患者のための意思伝達補助装置(CA)の開発が切望されている。CAで最も重要な部分は入力センサである。そこで、目標刺激に対して出現する脳波(ERP)を利用することにより、重度のALS患者であっても意思伝達を可能となる。実験は患者に提示した「親指」「人差指」「中指」「薬指」「小指」の項目の中から、1項目を目標刺激として特定する。本報告においては、患者に特定した項目をディスプレイに提示してフィードバックする実験と、それに加えてその指を動かす実験を行ったことについて報告する。