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爪側からの光計測による指先の押下力推定
◎豆野裕信・井村誠孝・浦西友樹・吉元俊輔・黒田嘉宏・大城 理(大阪大学)
本研究では、爪の各部位の色が指腹部に加わる力の大きさや方向に応じて赤色から白色まで変化することに着目し、可視光LEDとフォトダイオードを爪側に複数設置することで爪表面の色分布計測を行い、指腹部と対象物の間に機器を装着することなく力の大きさと方向を推定することを目的とする。一組のLED、フォトダイオードが設置されたデバイスを爪側に装着し、フォトダイオードの出力変化と押下力の大きさとの関係を求めたところ、爪色の変化により約0N〜10Nまでの押下力を計測可能であることがわかった。