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勤務計画問題の数理計画モデル -不足人員の顕在化-
◎大原 誠・玉置 久(神戸大学)
コンビニや病院などの交代勤務制の職場では,各従業員がいつ勤務するか,どの作業を担当するかという勤務計画(スタッフ・スケジュール)を立て,これに従い業務を遂行している.しかし,これらの職場では慢性的な人手不足で,欠員や追加業務などが起きた際に計画遂行に支障をきたす.人手不足は人員の追加や実施作業の削減により解消できるが,現場に混乱を招かないように,どのような人材が不足しているかを明確にし,最低限の変更で達成することが望ましい.そこで本研究では,仮想スタッフという概念を導入し,不足している人材像を明確化するアプローチを提案する.またコンビニを想定した例題に適用し,提案アプローチの有効性を確認する.