沖縄県では那覇市などの都市部を中心に慢性的な渋滞が発生している．原因の一つとして渋滞時に交通量の半分以上を占める一人乗車による通勤通学が考えられる．そのため，一人乗車を減らすことにより走行車両台数が減少し渋滞緩和につながることから，相乗りが注目されている．しかし，既存サービスでは募集を掲示板形式で行うので交渉に時間がかかるため，通勤通学や買い物などの中近距離では利用しづらいという問題点がある．そこで，本研究では中近距離で利用できる相乗りサービスを提案する．その中でも今回は，自動車と相乗り希望者を自動でマッチングする手法について，提案および実験を行った．