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植物生育環境可視化システムの検討
◎中田健司(テンパール工業)・歌谷昌弘(広島国際学院大学)・増谷文弥・山本竜平・永田 武(広島工業大学)
本稿では,農業のICT化による生産性の向上を目的として,植物生育環境可視化システムを検討した結果を示す。植物の生育環境を示す情報として,気温,相対湿度,CO2濃度,光合成有効放射照度の4項目を選定し,各情報は専用センサを用いて測定する他,光合成有効放射照度については照度を変換して取得する。情報の可視化手段として,二つのシステムを検討した。UECSに対応したシステムは,汎用性が高く,また,自律分散的な動作により信頼性が高い点に特長があり,ARM CPU基板を用いたシステムは,LinuxOSに対応できることから,Webサーバの利用やデータベースの構築など通信やデータ処理の自由度が高い点に特長がある。