近年，地球温暖化などによる環境問題が問題視されている。そこで，衛星画像を解析し広域に土地被覆状態を把握することで，環境問題の対策に活用することができる。1画素内に森林と土など複数の物体が混在している画素をミクセルと呼び，ミクセル内の植被率を推定することが本研究の目的である。Landsat-8の2013年2月11日の運用開始に伴い，Landsat-7ではデータの欠損により，十分なデータが取得できなかった地域も解析可能となった。そこで，Landsat-8の解析を行い，最新の環境問題の対策への活用を目指すことが重要だと考えられる。 本研究ではLandsat-8/OLI衛星画像に線形モデルを適用し，植被率の推定結果をLandsat-7/ETM+と比較を行い，Landsat-8/OLI衛星画像に対しての混合画素推定を検証する。