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神経振動子の引き込みに基づく相互同期モデル
◎細田雄祐・野澤昭雄(青山学院大学)
本研究では、生体リズムにおける周期的運動の生成に関わるCPGを用いて、相互同期過程の生理心理的評価実験を再現し、同期メカニズムについての理解を深めることを目的とした。Matsuoka氏によって提案されたニューロンモデルを2つ組み合わせCPGを構成し、CPGを三つ組み合わせることで相互同期モデルを構築した。また、比例制御を用いたフィードバックシステムを組み込むことでCPGの周期を制御した。シミュレーションの結果、三つのCPGの周期が同期するパターン、同期しないパターンなど、パラメータの初期値によって異なる周期の変化が見られた。また、各振動子の固有振動数に依存して同期運動の様相は変化することが分かった。