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交通流による空気質予測を用いた車室内換気法
◎田根 篤・木村 哲・佐藤恭亮・服部鋼紀・棚村壽三・山田 靖(大同大学)
自動車室内の換気制御には、ガスセンサを用いて外気の空気質を検知するものが知られているが、センサや制御回路等が必要であり、また、排ガス以外の農畜産業の臭気等は検知できない場合がある。
本報告では、車載カメラ等により交通流から空気質を予測する車室内換気方法について検討を行なった。
車室内の空気環境を把握するために、半導体ガスセンサ、固体電解質および光学式CO2センサを用いた。
本実験では、上記センサを搭載した実車を用いて、予測した空気質を基に、内外気の切り換えを行なった。比較のため、全時間外気導入と全時間内気循環の実験も行なった。
交通流から空気質を予測する車室内換気方法は、車室内の空気質を維持しつつCO2濃度を抑制する可能性のあることがわかった。