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ガスセンサの過渡応答によるアルコール臭識別の条件
○藤本 晶・中出良太(和歌山高専)
ガスセンサの温度を変調することで,臭いを識別可能な簡便なセンサの実現を目指して過渡応答モデルを作成し,計算と実験から,種々の臭いによるガスセンサの過渡応答を求め,臭い識別の可能性を検討してきた。このたびガスセンサのヒーターを変調し,種々の温度プロファイルの下に4種類のアルコールの過渡応答を求めて,それらのガスの識別の条件を求めた。その結果ガスセンサの温度をプロファイルを三乗根で変化させた場合に最もアルコールの種類による過渡応答の変化が大きく,識別が容易なことを見出した。