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負の誘電泳動力による細菌濃縮とその蛍光検出
○尾原稜司・丁 震昊・新里賢太・中野道彦・末廣純也(九州大学)
微細流路を用いた細菌検出法としてフローサイトメトリーやFACS (Fluorescence activated cell sorting) 等が研究されている。これらの手法は、高速でかつ適切なプローブを用いることで選択的検出が可能であるといった特徴を有する。これらにおいて効率良く検出するために、シース流等を用いた流路内での検出対象の流れの制御が良く行われる。筆者らは誘電体薄膜を用いて負の誘電泳動力を発生させ、細菌を濃縮する方法を考案した。本研究ではこの濃縮法を細菌の光学的検出に応用するための基礎研究として、蛍光プローブで修飾した細菌を模擬した蛍光ビーズを用いた原理検証を行った。