電気学会全国大会講演要旨
3-125
オプトジェネティクスのためのCMOSベース光刺激デバイス
◎神山直也・中島 駿・前澤安代・野田俊彦・笹川清隆(奈良先端科学技術大学院大学)・徳田 崇(奈良先端科学技術大学院大学/JSTさきがけ)・太田 淳(奈良先端科学技術大学院大学)
脳機能ネットワークを解明するツールの一つとして、オプトジェネティクス分野が注目されている。オプトジェネティクスとは、チャネルロドプシン2(ChR2)等の光感受性タンパクを遺伝子操作により生体細胞に導入し、光反応性を付与する技術である。ChR2は光を吸収すると神経細胞の興奮を誘発する。 我々は、CMOS集積回路技術を用いて、オプトジェネティクスに応用可能な光刺激機能搭載の神経インターフェイスデバイスを提案してきた。今回、デバイスを試作し、その機能検証を行ったので報告する。