電気学会全国大会講演要旨
4-017
多重化四象限チョッパにおける出力電流リプルの計算法
◎徐 進・岸本俊彦・相澤作巳・下里 昇・杉田貴紀(Mywayプラス)
多重化チョッパ回路については種々研究がなされているが,多重化四象限チョッパ回路に関しては研究例が少ない。また,これらの研究は電流のアンバランス制御などを中心に検討しているが,その出力電流リプルの計算方法が明確にされていない。本稿では,多重化四象限チョッパにおける出力電流リプルの算定方法を提案し,その妥当性を実験により示す。 まず,多重化四象限チョッパ回路のスイッチング方式を解析した。次に,そのスイッチングパターンのON/OFF素子と動作時間をまとめ,出力電流リプルの算定法を提案した。最後に,提案法より求められたリプル値と実験より得られた結果と比較し,出力電流リプルの算定法の妥当性を証明した。