電気学会全国大会講演要旨
4-039
単相変換器を対象としたDC側コンデンサのリプル電流低減法に関する検討
◎金子恭大・和田圭二(首都大学東京)・徳舛 彰(デンソー)
インバータやコンバータといった変換器を縦続接続する際に直流側に大容量のコンデンサCDCが接続される。しかし,コンデンサ体積が大きいために変換器の小型化を妨げる要因となる。その対策として,三相変換回路を対象としたDCリンクコンデンサのリプル電流低減法が提案されているが,単相変換回路を対象とした検討は行われていない。本論文では,単相変換器を対象にDCリンクコンデンサ電流が縦続接続された変換回路のスイッチング周波数およびスイッチング位相関係によって変化し,最適なスイッチング時にDCリンクコンデンサ電流実効値を低減できることをシミュレーションにより示す。