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制御電流源にリンクされたPVストリングスにおけるカレントシェアリング
○崔 通・北村 旭・松井幹彦(東京工芸大学)
我々は、太陽光発電の部分影の問題を解決するために、制御電流源にリンクされたバックコンバータMICを用いたMPPT技術を提案してきた。提案構成の特徴は、MICにバックコンバータのみを使用し、インバータには電流形を使用することである。このような構成にすることで、従来形に比べ、MICがシンプルな構成となり、かつ、インバータに電解コンデンサが不要になるのでシステムの信頼性が向上する。太陽光発電において高い電力が必要な場合、PVストリングを並列に接続して電力値を上げる。この場合、提案構成においてカレントシェアリングがどのように行われるかを検討し、実測で確認したので報告する。