電気学会全国大会講演要旨
4-173
海水の電解処理における空気電極の効果
◎豊角浩之・浅川大輔・瑞慶覧章朝(神奈川工科大学)・乾 貴誌・當山広幸・中田栄寿(富士電機)
本研究では電気分解による海水のアルカリ化を目的として,電解処理時の電圧電流特性に対する電極構成の影響を検討した。従来のC-C電極(陽極:カーボン、陰極:カーボン)とMg-C電極(陽極:マグネシウム、陰極:カーボン)に比べ、空気マグネシウム電極(陽極:マグネシウム、陰極:空気)を採用することで同一電流における電圧値が低くなることが明らかとなった。一般にアルカリ度は電流値に比例するので,空気マグネシウム電極を用いることでエネルギー効率向上期待できることが示された。