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電気の使い方から独居高齢者を見守るシステムその5:スマートメーター(30分間電力量)を用いる方法
○中野幸夫(電力中央研究所)
スマートメーターの普及が目前に迫り、スマートメーターから提供される電力使用情報を活用した新しいサービスへの期待が高まっている。スマートメーターによる高齢者の見守りサービスもその一つである。筆者らは世帯の給電線入口位置で計測される総負荷電流から独居高齢者を見守るシステムを考案し、実証試験を重ねるとともに、スマートメーターを利用した社会インフラとしての高齢者見守りネットワークを提案している。本稿では、スマートメーターの出力(30分毎に送出される積算電力量)を用いて居住者を見守る具体的な方法(アルゴリズム)と適用事例について述べる。