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小中学校に設置するPV/気象センサーネットワークの設計
◎鈴木才太・日野景太・都築伸二・山田芳郎(愛媛大学)
都市気候形成メカニズム解明のためには,稠密な観測ネットワークが必要である.そこで筆者らが属する研究室では,松山市内の小中学校に設置されている百葉箱と太陽光発電設備を借用して,気象データと発電量をリアルタイムに収集し,日照量及び雲量の空間的時間的分布を可視化するためのシステムを開発している.本稿では,百葉箱にて気象データ(気温,湿度,気圧,降雨の有無)を測定し無線伝送するセンサーノード,PVノード及びHGW(Home GateWay)から構成されるPV/気象センサーネットワークの概要,HGWの仕様について述べている.また百葉箱ノードとHGWの省エネ化,省スペース化を計った結果について述べている.