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ポータブル型ランプ光束測定装置の開発
○岡本研正(香川大学)
最近、省エネを目的として従来の白熱灯や蛍光灯等からLEDランプへの切り替えが国内外において急速に進められている。だが従来型光源と新型LED光源の明るさの比較や、新型照明設備の照度評価を行うには様々な形状やサイズの新旧光源の光束、すなわちルーメン値を測定したり明示したりする必要がある。ところが現在のところ、光源のルーメン値を測定する方法としてはきわめて高価かつ大型の積分球を用いる手法しかなく、オフィスや工場などの現場で既存の蛍光灯や白熱灯、新型LEDランプの光束を測定する光計測器は見当たらない。筆者はこのたび、微分球形やハーフパイプ形をした簡便でオリジナルな現場測定用ポータブル光束計を開発した。