電気学会全国大会講演要旨
4-193
無線を活用した鉄道信号設備状態監視の研究
○鈴木雅彦・加藤尚志(東日本旅客鉄道)・小林雅浩(日本ユニシス)
当社の信号設備のほとんどは状態監視が可能であり、指令や保全職場で設備の状態を常時把握し保守に活用している。しかし、このシステムは運用開始から20年以上経過しており、現在のニーズである、“より安定した稼動”、 “大容量通信”、“施工やメンテナンスの容易さ”等への対応が求められている。これらのニーズに応え、また鉄道沿線という特殊環境での運用が可能な手法として、無線による状態監視について研究を行った。 鉄道の信号設備は、大多数が屋外にあり、常時稼動の保安装置であり線路沿線に線上に点在する。本それらの保安装置を監視する状態監視装置について、従来のデメリットを解消可能な、無線による構成を検討し検証を行った。