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黒煙検出法を用いたディーゼルエンジンの電動ターボシステムの検討
◎藤本 純・山中建二・北條昌秀(徳島大学)
近年、エンジンの排出ガスに含まれる有害物質の低減が望まれている。特にディーゼルエンジンの排出ガスには、NOxや黒煙が含まれており、排出ガス規制も厳しくなってきている。黒煙の削減にはターボシステムやDPFなどが用いられている。筆者らはターボシステムに注目し、本稿ではブラシレスDCモータを用いたディーゼルエンジンの電動ターボシステムについて検討をおこなった。黒煙検出器は光学式を用いており、遮光量に応じて黒煙濃度の変化を検出する。電動タービンの駆動方式は120度通電方式で、黒煙量に応じた電動タービンの駆動制御となっている。今回の実験で黒煙量に応じた電動タービン駆動制御が確認できたので報告する。