電気学会全国大会講演要旨
4-226
高速ラスタ変換処理装置のシステム構成検討
○船津輝宣・高木豊和(日立製作所 日立研究所)・小沢秀勝・池 勝久・齋藤稚明(ビアメカニクス)
様々な電子機器製造装置に搭載される制御装置の一つに、ラスタ変換処理装置がある。 これは、半導体やプリント基板の設計データであるベクタデータ(図形の集合)を、機器制御に使用するラスタデータ(画素の集合)に変換する装置である。半導体やプリント基板の配線の微細化、製品サイクル短期化に伴う生産性向上への要求に伴い、各種処理の高精度化、高速化が求められる。 本研究では、製造装置の高精度化、高生産性を実現する高速ラスタ変換処理装置を開発することを目的とし、その基本システム構成について検討した。その結果、ソフト処理とハード処理を最適に配置することで、ラスタ変換処理をリアルタイムに実行できることを示した。