5-021
埋込磁石構造回転機の打抜き歪みによる磁気特性劣化モデリング方法の検討
◎柳澤弘章・青山真大(スズキ)・河瀬順洋(岐阜大学)
過去の検討結果から打抜き加工後の鉄心をリング試料と見立てて磁気特性測定を行い、特性劣化の分布を考慮せず平均的な値として用いると低周波領域で鉄損が実測値よりも過大計算される問題があった。本稿では、打抜き加工による磁気特性劣化の分布を考慮した無負荷鉄損解析を行い、実測と比較した。結果、従来法では低回転時に鉄損が過大計算されていたが、本手法を用いることで実測に対して二次元解析で約5%の鉄損解析精度改善となり、実測値とも非常に近い結果を得ることが出来た。