著者らは，誘導機や同期機等の交流機の電機子漏れインダクタンスを算定する方法について検討している。この方法は，交流機の一相巻線端子と中性点間の自己インダクタンスと二巻線端子間の自己インダクタンスを用いて電機子漏れインダクタンスを算定する方法である。 今般，本算定法を拡張し，各巻線間の相互インダクタンスが非対称な交流機に対する電機子漏れインダクタンスの算定法について検討したので報告する。