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遊星型磁気ギアのポールピースが性能に与える影響
○中村健二・福岡道成・一ノ倉 理(東北大学)
遊星型磁気ギアは,同心円状に配置された内外の磁石回転子と,その間に挟まれたポールピースと呼ばれる固定子鉄片で構成され,このポールピースによって,磁石磁束を変調することでギアとして動作する。したがって,遊星型磁気ギアの性能向上には,ポールピースが特性に与える影響を明らかにする必要がある。そこで本稿では,有限要素法(FEM)を用いて,ポールピースの径方向の長さ,軸長,径方向の位置が特性に与える影響について検討を行うとともに,得られた知見に基づいて現有機の改良を行った。その結果,改良機の最大トルクは約45%向上し,最大効率は約99%に達した。