電気学会全国大会講演要旨
5-059
誘導電動機の時間・空間高調波損失低減に関する検討
◎杉本愼治・小村昭義・木村 守・西濱和雄・小池正敏・増田誠吉(日立製作所)
INV駆動時の誘導機の損失低減を目的に,時間・空間高調波の損失分離検討と直交表による感度解析を用いた高調波損失低減構造の検討を実施し,以下の結論を得た。(1)かご形誘導電動機の高調波損失低減には,固定子コアバック磁束密度,固定子内径,ギャップ幅及びスリット高さが有効であることが分かった。(2)損失低減構造を適用した改良機では,漂遊負荷損を現行機に対して50%程度低減でき,総損失で15%程度低減できた。