既に10年以上が経過しているが、JR東日本と鉄道総合技術研究所では2003年にIEC62236-5が発行されたのを受け、遮断器からの電磁雑音の参考許容値の妥当性を把握するための測定を2004年1月にJR東日本研究開発センターの大電流試験装置を用いて行った。特にこの時には、鉄道固有の電力設備と言える直流気中遮断器について、200Aと7kAの電流を遮断した際の電磁雑音について測定を行ったが、本稿ではそのうち7kAの電流を遮断した際の結果について報告する。