電気学会全国大会講演要旨
5-095
フォトダイオードを用いた直流高速度遮断器用アーク検知器の実用化試験
◎山野井 隆・瀧川琢雄・川原敬治(西日本旅客鉄道)・田中弘毅・赤木雅陽(鉄道総合技術研究所)・菊地原 豊・小林宏徳・濱原和明(昭和電子工業)
フォトダイオードを用いた直流高速度遮断器用アーク検知器の実用化検証を行うため、実設備における動作確認、加速劣化試験による劣化傾向の確認と寿命推定を行った。現地試験を行った結果、外線故障による遮断動作時に発生するアークを確実に検出するとともに、遮断動作がない場合の誤検出は起こらなかった。また、加速劣化試験の結果、30年以上の寿命を有することが確認できた。以上により、開発したアーク検知器が実用に耐えうる性能を有することが確認できた。