電気学会全国大会講演要旨
5-101
き電用避雷器放電電流監視装置の開発
◎福田嵩大・山口 諒・橋本 眞・渡部哲至(東日本旅客鉄道)・高橋祐一・原田秀行・安喰浩司(サンコーシヤ)
新幹線き電回線用避雷器の劣化管理には、接地回路にカウンタを設置して動作回数により管理する方法が用いられている。しかし開閉サージ電圧により、避雷器の劣化に影響しない小電流放電でカウンタが動作することがあるため、適正な劣化管理が困難な状況にある。そこで著者らは、開閉サージと雷サージによる放電電流との判別可能な、装置を検討・試作し、東北新幹線き電区分所等のき電用避雷器接地回路に仮設した。その結果、切替開閉器動作時の放電電流波高値および放電電流量等が記録されることを確認した。