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レーダー雨量を運転規制に用いるための検討
○牧 澄枝・小林 聡・増山 宏・西井 学・小浦貴明(西日本旅客鉄道)・奥田昌弘・野村茂行・羽賀泰之(日本気象協会)
JR西日本では、列車運行の障害となる雨・風・地震等の各事象を一元的に管理し、運転規制〜規制緩和・解除に関する業務支援を適切に行い、列車運行の安全性向上を図ることを目的とした気象災害対応システムの構築に向けた検討を進めている。中でも雨については、近年、短時間に狭い範囲で降るような豪雨(ゲリラ豪雨)の増加が指摘されており、このような豪雨に対する列車の安全運行を確保することは急務である。そこで、雨量計がない区間の雨を的確に捕捉するため、部外情報(レーダー雨量)の特徴に応じた活用方法等に関する検討を実施してきた。これまでの検討結果について報告する。