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高温超電導バルク体の磁場遮蔽効果を利用した磁気浮上システムの並行配置モデルの特性
◎高橋真央・堀江俊洋・宇佐美喬士・高尾智明(上智大学)・上條弘貴(鉄道総合技術研究所)
高温超電導バルク体を使用した吸引型浮上システムの研究を行なっている。このシステムは、ゼロフィールドクールされた高温超伝導バルク体の磁気遮蔽効果を利用することで、無制御による垂直方向の安定浮上が実現できる。本研究では永久磁石、高温超電導バルク体、強磁性体からなるモデルを基本モデルと定義する。基本モデルを並列に2つ配置したモデルを2セットSSモデル、磁石の設置方向を変えたモデルを2セットSNモデルとする。2セットモデルの磁石間距離をd=20〜100mmと変化した時の浮上力測定を行った。2セットSNモデルの磁石間距離が50mmの時が最も高い浮上力を得た。今後、実験と同じモデルで三次元有限要素法による電磁場解析を行う。