電気学会全国大会講演要旨
5-171
風力用HTS発電機性能に及ぼす運転速度の影響
○牧 直樹・許 媛媛・和泉 充(東京海洋大学)
大容量洋上風力発電システムの開発が活発化しており、それに適した高温超電導(HTS)発電機の設計研究を進めてきた。今回は、10 MW機の運転速度が10 → 8 rpmに減少した場合や、1段増速ギアを使用する場合を考慮して、発電機基本性能に及ぼす運転速度の影響について検討した。まず、発電機基本性能(発電機重量と効率、HTS 長さ)にに及ぼす運転電流の影響が大きいことを示す。次に、運転速度が8,10,80rpmにおける設計例を示し、比較検討してその特徴を明らかにする。