電気学会全国大会講演要旨
5-212
音響センサを用いた絶縁油中におけるインパルス部分放電検出法の開発
◎梅本貴弘・海永壮一朗・吉村 学・釣本崇夫(三菱電機)
電力用油入変圧器において、インパルス電圧印加時の部分放電検出技術の確立は、放電メカニズムを理解し機器の高耐電圧化を図る上で重要である。電磁波法や接地電流法では、部分放電信号がインパルス電源から放射される電磁ノイズに埋没するため、その検出が困難である。今回、要素モデル試験を通して、音響(AE)センサによりインパルス部分放電が検出できることを確認し、また部分放電が発する音響信号の伝播特性を取得した。