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事務所ビル電力需要の回帰分析
◎桜井聖士・宮内 肇・田中昭雄(熊本大学)
近年、電力需給の逼迫から節電に対する意識がいっそう高くなっている。本学も含め各事業所では、省エネルギーや節電(デマンド管理)の観点から、電力需要の抑制と正確な予測が必要とされ、さまざまな解析がなされている。
我々も既に、熊本市中心街商店街の環境負荷や電力需要の解析や、本学キャンパスの電力需要の解析などを手掛けてきた。このたび、事務所ビル2棟を使用する熊本市内の一事業者から、30分毎の電力需要データをご提供頂くことができたので、本報告では、そのデータを回帰分析した結果について報告する。1棟は空調が電力によらないため、回帰式の当てはまりは悪いが、2011年と12年のデータを比較すると節電効果が顕著に表れていることを示す。