電気学会全国大会講演要旨
6-014
センサデータ又は画像を用いた処理に基づく需要家ゲートウェイの性能評価
○大谷哲夫(電力中央研究所)・加藤直樹(中部電力)・堀 裕介(中部精機)
電力の安定供給を実現する方法の一つとして,電力系統側と需要家側がデータ交換を行い,需要家機器である負荷・分散形電源・蓄電装置を,電力系統の運用と協調して運転することが考えられている(1)(2)。筆者らは,電力系統側と需要家側の間のデータ交換を担う装置として,需要家ゲートウェイ(以下,需要家GW と呼ぶ)の概念と基本構成を提案した(3)。この基本構成においては,同一のハードウェアを用いながら需要家ごとの要件の違いに対応するため,ソフトウェアレベルで機能の追加削除を可能としている。本論文では,既提案の構成を採用した場合の性能を評価する第一歩として,センサデータや画像を用いた情報処理の一例である歩行異常判定を想定したアプリケーションを用いた実験と評価を述べる。