電気学会全国大会講演要旨
6-031
太陽光発電の導入による同期化力への影響
◎坪田 亮・横山明彦(東京大学)・ヴァルマスレシチャンド(中部電力)
地球環境問題の解決やエネルギー自給率上昇のため,再生可能エネルギーである太陽光発電や風力発電が注目されている。これらの電源は従来の電源と異なるため,逆潮流問題や電力の需給の不一致による周波数変動や供給不足,供給余剰など,大量に導入された時の系統への影響を与える。本研究では太陽光発電の導入によって系統の発電機の同期化力および制動力に与える影響について検討を行う。太陽光発電の導入による潮流状態の変化や発電機の解列にともなった慣性の減少などによって同期化力,制動力がどのように変化するかを一機一負荷無限大母線系統についてシミュレーションを用いて検討する。