電気学会全国大会講演要旨
6-042
EMTP-RVを用いた製鋼用アーク炉モデルの構築
◎荒井洋平・瓜生芳久(成蹊大学)・壹岐浩幸(富士電機)
近年、高度生産技術社会において必須である電力エネルギーの品質が特に重要となってきている。製鋼用アーク炉は、その非線形性と確率的な挙動により電力系統への電力品質問題の原因の一つとなっている。特に、フリッカ電圧においては原因解析のために精密な製鋼用アーク炉モデルが必要とされている。本論文では、電磁過渡現象用プログラム (EMTP-RV) を用いて製鋼用アーク炉システムの三相モデルを構築した。また、シミュレーションにより定常的なフリッカ周波数を変えた場合のフリッカ電圧について検証したので報告する。