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電力自由化環境下におけるPPS発電機の周波数制御への貢献
◎舛井 亨・辻 隆男・大山 力(横浜国立大学)
近年,我が国では電力自由化や自然変動電源など,新たな電源の参入が検討されている。
これまでの電力系統では電力会社が市場を独占していたので容易に安定供給を行えてきたが,電力自由化を行えば,特定規模電気業者(PPS)などの新規発電事業者が参入する。電力系統では瞬時の需給バランスを一致させなければ周波数が変動してしまうが,PPSは契約する負荷に対して30分の需給誤差を3%以内に収めなければいけないので,系統全体の需給制御に悪影響を与える恐れがある。
そこで本研究では,多数の発電事業者が存在するような系統において,PPSが周波数制御に貢献できる周波数制御方式について検討する。