近年導入が進められている太陽光発電(PV)は出力が常に変動する。そのため、実負荷とPV出力は別々に把握することが望ましいが、コスト面などから直接監視することは困難である。この問題に対して著者らはこれまでに独立成分分析を用いたオンライン推定を提案している。本稿では、短周期成分の推定精度向上を目的として、カルマンフィルタを利用した補正法について提案を行い、シミュレーションを通して提案法の有用性を示す。