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水素供給型燃料電池の水素価格変動に対する経済性評価
◎木村祥子・高山聡志・石亀篤司(大阪府立大学)
水素を供給する燃料電池システムをオフィスビルに導入し、水素価格変動に対するシステム導入メリットの検討を行った。システムにガスを供給することによって電力および水素を製造し、製造した水素は一日の終わりにすべて売却すると仮定した。中間期、夏期、冬期の三期について数値評価した結果、中間期は約2.2[\/MJ]、夏期は約1.7[\/MJ]、冬期は約2.4[\/MJ]以上でシステム導入メリットが発生することが分かった。これはシステム導入メリットの発生する水素価格が水素の原料となるガス価格に依存しているためと考えられる。