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発電用ダム上流域におけるエルニーニョ・ラニーニャ観測情報を用いた梅雨期の流量予測
◎河合智成・一柳勝宏・水野勝教・雪田和人・後藤泰之(愛知工業大学)
中長期的なエネルギー需要の拡大に伴う地球環境問題への対応として、再生可能エネルギーを利用拡大していくことは必要不可欠である。近年の太陽光発電の大量導入による急峻な出力変動に対して,水力発電は待機電源として重要なものと言える。しかし、日本の包蔵水力のうち、約4割がすでに開発されており,大規模な水力発電所を新規に建設することは困難である。著者らは,主として発電用ダム上流域における数日間程度の短期流量予測を対象に検討してきた。本報告では、エルニーニョ及びラニーニャ観測値を用いて、3か月程度先の河川流量に関して,梅雨期を対象としてニューラルネットワークを用いた予測を行ったので報告する。