電気学会全国大会講演要旨
6-129
配電系統の系統パラメータ同定の一手法
○周 意誠(富士通)・張 傑(早稲田大学)・黒田 健・市村富保(富士通)
配電系統の設備(配電線、変圧器など)の設置場所の複雑化・外部環境変化、及び劣化などにより、実際の系統パラメータが設計値から経年に伴って乖離することが考えられ、系統のパラメータから系統の状態を推定するではなく、大量の実測系統状態を真値として系統のパラメータを推定するニーズも今後が増えてくるとは考えられる。 本論文は、系統の実運用データに基づいて系統設備のパラメータをより正確に推定する、いわゆるパラメータ同定の一手法を提案し、9母線系統を例に、提案手法の適用性を検証する。