電気学会全国大会講演要旨
6-142
PV 装置が大量導入された配電系統に適した電圧降下分担に関する検討
◎今枝大和・横水康伸・松村年郎(名古屋大学)・丸 俊介・福永竜己(中部電力)
太陽光発電装置が大量に導入された場合,適正電圧を逸脱することが懸念されており,高低圧の電圧降下分担を再考察する必要がある。そこで本稿では,実際の配電線で供給している低圧設備・構成のデータを用いて,PV~装置が導入された場合の投資コスト(改修工事費,設備投資費など)を比較し,最適な電圧降下分担について検討した結果を述べる。現在,電圧降下分担として,高圧:圧の分担比が5:7が選定されているが,低圧7Vのうち,1V 分を電圧上昇分とすると,太陽光発電装置大量導入時には最も低コストになることがわかった。