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通信容量制約下におけるセンサ配置、監視周期決定に関する一検討
◎小林秀行・正直和也(日立製作所)
配電系統では、系統上に配置したセンサ、制御機器を通信ネットワークで接続することで電力会社営業所から遠隔の監視制御を行っている。従来より、系統の電圧を高精度に推定するための最適なセンサ配置の研究が行われてきた。一般に、配置するセンサの数が多くなるにつれて推定誤差は減少する。また、近年太陽光発電などにより瞬時的な電圧変動が発生していることから、未検出の変動を減らすために短い周期の監視が必要とされている。このように、系統監視の精度を決めるパラメータには推定誤差と未検出変動幅がある。本研究では、上記二つのパラメータの関係を踏まえ、通信容量の制約下でセンサ配置と監視周期を統合的に設計する手法を提案する。