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風力発電システムの過渡接地特性の理論とFDTD解析
○吉川直希・雨谷昭弘(同志社大学)・山本和男(中部大学)
風車の接地システム過渡特性についての検討に際して,FDTD法による解析が多く用いられる。しかし,ウィンドファーム全体等の大型かつ複雑な接地系の解析ではFDTD解析のメモリーおよびCPU時間が極めて大となる為,接地システムを単純な回路モデルで模擬し,理論的に解析する価値がある。本稿では,実規模風力発電システムの過渡接地特性について測定実験とFDTD解析を行い,FDTD解析の計算精度について検討した。また,風車基礎形状から簡単なRLC回路モデルを作成し,FDTD法解析結果と比較することで,作成した回路モデルの有用性について検討した。