電気学会全国大会講演要旨
6-191
電熱協調を考慮したシンプレックス法によるエネルギー供給計画手法の提案
◎北川 巧・樋田祐輔・今西祐介・小柳 薫・横山隆一(早稲田大学)
震災以後、省エネ化やエネルギーのセキュリティ管理、供給信頼度の維持を図るために分散型電源を活用した地域エネルギーネットワークへの期待が集まっている。特に発電する際の排熱を活用することが省エネ化実現ためには有効と考えられている。これらの背景から数十〜百軒規模における多種多様な設備運用、つまりエネルギーマネジメントシステムが求められているが、これまで電力と熱の両面からエネルギー管理をしているケースは少なく、未だ幅広く研究されている段階である。本研究では、最適化手法(2段階シンプレックス法)を用いて、エネルギー供給設備の運用計画を立て、最適運用計画手法の提案を行った。最適化により目的にあった運用制御を計画できることを確認した。