電気学会全国大会講演要旨
6-196
気圧変動を用いた重回帰分析による長周期日射量予測方法の提案
◎井上雄介・今西祐介・樋田祐輔・横山隆一(早稲田大学)
近年、地球温暖化や化石燃料枯渇等の問題が深刻化しており、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを用いた解決法が模索されている。 コストやCO2排出量削減を目的とした場合、自然エネルギーを最大限活用することが必須になるが、天候や気象条件を基に得られるエネルギー量が変化する影響から、他の機器の運用計画を行う際にはその不確実性を考慮しなければならないため、自然エネルギーの供給量予測は重要となる。 この供給量を把握する事が出来れば、翌日が悪天候であれば蓄電、蓄熱を行うことができ、それらを考慮した設備運用計画が行えるという利点がある。 本稿では、翌日の日射量と関係性が深い過去データを模索し、相関分析を行った結果から翌日の積算日射量の予測を行う。