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V2H最適運用による太陽光発電の有効利用
○里屋大輔・宮下靖彦・山下大樹・横山隆一(早稲田大学)
太陽光発電(PV)を設置したスマートハウスにおいてEVバッテリー活用(V2H)によるPV利用率、CO2排出量への影響を解析するシミュレーションモデルを開発した。従来モデルでは時間毎にEVバッテリーの充放電目標値を与えることでシミュレーションを行ってきたが、余分に充放電を行っていると考えられた。そこで本研究ではバッテリーの充放電量を数理計画法を用いて決定するモデルを構築し、PV利用率、CO2排出量の改善について分析を行った。系統から自立した運用を目指すという観点から、目的関数を系統から売買電する電力の最小化として計算を行った。その結果、従来の手法に比べてPV利用率を6%向上、CO2排出量を30%削減できることがわかった。