電気学会全国大会講演要旨
6-225
風力発電等分散型エネルギーの広域運用システム(4)-出力変動緩和型制御の検討-
◎田路和久・原 亮一・北 裕幸(北海道大学)・滝谷克幸・山口浩司(日本気象協会)・田邊隆之(明電舎)・石川志保(北電総合設計)・大村剛宏(北海電気工事)
近年,系統へ再生可能エネルギー電源の導入が促進されている。しかし,太陽光発電や風力発電などのRE電源はその出力が天候に依存し大きく変動してしまう。そのためRE電源の電力系統への大量導入は電力品質の低下を招く危険性がある。東北電力(株)は大規模風力発電設備に対する技術要件として出力一定制御型と出力変動緩和型の2つを提示している。著者らは環境省の委託事業である「風力発電等分散型エネルギーの広域運用システムに関する実証研究」において出力一定制御型を参考として必要蓄電容量を試算してきたが,本稿では出力変動緩和型での必要蓄電容量を試算し,従来手法と比較した。