電気学会全国大会講演要旨
6-233
大型ニッケル水素電池及び鉛蓄電池エネルギー貯蔵システムにおけるインピーダンススペクトル測定例
◎山本有途・馬場旬平・河内駿介(東京大学)・下田英介・木原寛之・杉本貴之(清水建設)
再生可能エネルギー電源における出力変動の対策として、エネルギー貯蔵装置を用いた電力変動補償が有効である。 電力変動補償システムの検討についての研究は定電流で充放電効率を一定として扱うことが多いが、交流等他の充放電パターンの検討に適用できるとは必ずしも言えない。 本稿では正弦波電流をエネルギー貯蔵装置に入力した場合のインピーダンススペクトルを測定する方法を提案し、実際にNiMH電池と鉛蓄電池の測定を行ったのでその結果を報告する。また、先行研究にて電気二重層キャパシタとリチウムイオン電池の測定が行われているので、それのエネルギー貯蔵装置も含めた周波数特性の違いを比較する。