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ガスエンジンと燃料電池を用いた自立運転について
◎田所真之・緒方隆雄・進士誉夫(東京ガス)
2011年の東日本大震災以降、電源セキュリティ強化のニーズが高まっている。その中で、ガスエンジンコージェネレーションシステムが電源セキュリティの強化を担う役割を持つようになってきている。ただし、ガスエンジンは負荷投入曲線による、負荷投入制約があり、ガスエンジンの発電電力に注意しながら負荷を投入する必要がある。
本稿では独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の米国ニューメキシコ州(NM)でのマイクログリッド実証においてガスエンジンと燃料電池を組み合わせることによりシステム全体として負荷投入率を改善する自立運転を実施したのでこれについて報告する。